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警備員の資格とは?

警備員になるために必要な資格はありません。しかし、特定の業務に就く場合やキャリアアップ・スキルアップを目指す場合は、資格取得に挑戦することとなります。ここでは、警備員の資格の種類や概要について解説します。

01警備員が資格を取得する意義

警備員が資格を取得する意義として最も重要なものは、資格がないと就けないポストがあるからです。国道や地方の主要道路など、交通量の多い道では有資格者を配置することが法律で義務付けられています。機械警備業務や現金輸送車、大規模な祭りやイベントといった特殊な環境でも、有資格者の警備員を必ず1人以上配置しなければならないと定められています。
また、警備員を教育する警備員指導教育責任者という資格も存在します。警備の営業所に必ず有資格者を配置する必要があり、この資格を取得すると指導者としてキャリアアップを目指すことができます。このように、警備員が資格を取得すると活躍できる場が広がるだけでなく、キャリアアップにもつながっていきます。

02警備員の資格の種類

警備員の資格には以下の種類が存在します。警備員指導教育責任者は指導者として営業所に配置が義務付けられているもので、機械警備業務管理者は赤外線センサーなどの機械によって警備する装置を管理・維持する役割に就くための資格です。警備員業務検定は6種類の検定が存在し、それぞれ1級と2級の資格が取得できます。

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警備員指導教育責任者

1号警備
(施設警備業務・空港保安警備業務など)
2号警備
(交通誘導警備業務・雑踏警備業務など)
3号警備
(現金貴重品運搬警備業務・核燃料物質等危険物運搬警備業務など)
4号警備
(身辺警備業務など)

機械警備業務管理者

警備員業務検定(1級・2級)

1.施設警備業務検定
2.空港保安警備業務検定
3.交通誘導警備業務検定
4.雑踏警備業務検定
5.現金貴重品運搬警備業務検定
6.核燃料物質等危険物運搬警備業務検定

警備員業務検定の6種類の検定は、それぞれ以下の業務内容となります。

1.施設警備業務検定

商業施設やオフィス、学校、病院など警備業務対象施設の事件・事故の発生を防止し、警戒する。

2.空港保安警備業務検定

空港の手荷物検査を通してハイジャックなどの事故・事件を防止する。なお、空港施設内の警備業務は施設警備業務検定が対象となる。

3.交通誘導警備業務検定

道路や工事現場など、人や車両の通行に危険のある場所の事故の発生を防止する。

4.雑踏警備業務検定

祭りやスポーツ大会、イベント会場など大人数が集う場所において、負傷などの事故の発生を防止する。

5.現金貴重品運搬警備業務検定

現金や貴金属、有価証券、美術品などを運搬する際に、盗難や自己の発生を防止、警戒する。

6.核燃料物質等危険物運搬警備業務検定

運搬中の核燃料物質等危険物の盗難や事故を未然防止する。

これらの資格は学科試験と実技試験で構成されています。学科試験は60分間20問の試験で9割以上の得点率で合格となります。実技試験は「出入管理要領」「自動火災報知設備操作要領」「警戒杖(じょう)の基本操作要領」「負傷者の搬送要領」「巡回の実施要領」「警察機関等への連絡要領」の6項目が実施され、本業務さながらの丁寧かつ迅速な対応がチェックされます。試験は2日間に渡って行われ、1日目が講習、2日目が学科と実技の試験となります。
レベルの高い試験であり、なおかつ実技を含めて長時間に渡るものですので、受験者の枠が限られているのが特徴です。キャリアアップを目指して高い志を持って受験することが重要になります。

その他、警備員として取得が推奨される資格は以下の通りです。通常業務にすぐに活かせる知識が身につけられ、即戦力を鍛えるためにも有効です。

自衛消防技術認定証(自衛消防技術試験)

自衛消防活動の中核要員として指定された場合に必要で、自衛消防隊員として火災等の災害に対応するための専門知識と自衛消防活動技能を有する。

防災センター要員(防災センター要員講習)

防災センター要員は、自衛消防技術認定証を有し、防災センターにおいて消防用設備等の総合操作盤の監視や操作等に従事し、災害発生時における自衛消防活動を行う。

救命技能認定証(普通救命講習)

成人の傷病者を対象にした心肺蘇生法やAED、止血法等を習得し応急手当に関する知識と技術を有する。

上級救命技能認定証(上級救命講習)

普通救命講習の内容に加えて、乳児・小児の心肺蘇生法、傷病者管理、外傷の応急手当及び搬送法等に関する知識と技術を有する。

03トラストの
資格取得サポート

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警備員の資格取得には多くの費用がかかるため、個人で受験するにはハードルが高いものとなっています。トラストは社員のスキルアップを支援するためにも、積極的な資格取得を推奨し、日当を含めて全額費用を負担しています。
一般的な警備会社では資格取得者が数%程度となっていますが、トラストでは約40%の資格取得者が在籍しています。日頃の業務を通して資格取得に必要なスキルが身につくだけでなく、取得に向けたサポートも充実しているためです。資格取得者には資格手当を支給し、モチベーションアップにつながる体制を整えています。警備員としてキャリアを歩みたい方や、キャリアアップを目指したいという方は、ぜひトラストで一緒に成長してみませんか?